______
Pop-up Event at fons (Nagoya)
2024.4.5 fri - 21 sun
この度Vacantのポップアップイベントを、名古屋市千種(ちくさ)区にある「fons」にて開催します。 "Totalité"(とたりて)と題し、Vacantが大切にする「全体性」というテーマをもとに、オリジナルプロダクトの「Vacant/Multiple」や書籍、過去展示作品などの展示販売を含め、Vacantの日々の営み全体を包括した「場づくり」を行いました。初日には「文化的対話」を促す新しい試み、『POLYLOG(ポリローグ)』のワークショップを開催。
【POLYLOG(ポリローグ)とは】
VacantではCentreに移転後、友人を招いて定期的にBook Club(読書会)を開催してきました。その場に集う少人数のメンバーが、ひとつの課題図書に対して、それぞれに感じ考えたことを話し合います。各人がこれまでに経験してきた文化体験が交差し、新たな発見や洞察に結びついていく、それは毎回とても豊かで実りのある時間です。こうした対話の機会をより広く共有したいと考え、読書に限らない文化的対話の場「POLYLOG」を立ち上げました。
〜
ひとが豊かに生きていくための文化の大切さを、対話を通じて確かめ合う、「文化的対話」の場。参加者が本や映画、アート、音楽、食など、文化にまつわるそれぞれの想いや経験を交換しあいながら、自分自身と文化の関係を、より深めていく場となることを目指します。
POLYLOG Workshop at fons
2024.4.5 fri 20:00-22:00
〈テーマトピック〉
『救いの編まれる場―文化空間学をめぐって』渡辺 文(Vacant/Edition #1収録)
初めて参加者を公開募集する今回は、Vacantが昨年出版した「Vacant/Edition #1」に収録されている、文化人類学者・渡辺文さんのエッセイ『救いの編まれる場―文化空間学をめぐって』をテーマとします。(参加者の方には無料でテキストのPDFを配布致します。)Vacantが掲げる「文化空間学/Cultural Placeology」のテーマに沿いながら、渡辺さんのフィールドワーク先であるフィジーにおける、深刻な女性へのDVの問題と、その被害者を支える工芸コミュニティとの出会いとその意義について書かれた素晴らしいテキストです。(15分ほどで読める文章量です)ワークショップ開催までに、このテキストを読み、事前にアンケートに回答頂きます。
当日はこのテキストについての対話を始める前に、イントロダクションとしてVacantオリジナルの『POLYLOG KARTE(ポリローグ・カルタ)〈β版〉』を使用して、集まったメンバー同士の対話をスタートさせていきます。
話すことよりも「聞くこと」が重要となる対話の場では、話の得意・不得意は問われません。ご興味のある方は、お気軽にご参加ください。皆様のご参加を心よりお待ちしております。